AIPとは
水産養殖は、地域の豊かな海洋環境によって支えられて初めて成り立つものです。養殖生産者は、将来に渡って養殖業を継続していくために、環境に配慮した責任ある養殖生産をより一層心掛けていく必要があります。
AIP(Aquaculture Improvement Project)は、既存の養殖手法を、ASC等の厳しい認証が取得可能な水準まで、計画的に向上させるプロジェクトを言います。日本では決して認知度は高くはありませんが、世界各国で取り組まれているプロジェクトです。
愛媛県漁協うわうみ支所では、日本を代表する養殖魚であるブリ養殖の発展を目指して、「ブリの島」とも呼ばれる離島・戸島を中心に、日本で先駆けてブリ養殖AIPに取り組みます。生産者のみならず、飼料会社やNGO・学術機関とも連携し、科学的・客観的な指標に基づいたプロジェクトの遂行を進めます。
AIP情報
概要
- 場所
- 愛媛県宇和島市戸島 ブリ養殖場
- 参加者
-
和家紀彦(ブリ養殖生産者)
濵元隼人(ブリ養殖生産者)
愛媛県漁業協同組合うわうみ支所
坂本飼料株式会社
井戸篤史(愛媛大学客員准教授)
公益財団法人世界自然保護基金(WWF Japan)
計画
- 2020年
- 予備審査に基づくAIPの計画策定、AIP開始
- 2020-2023年
- ①計画に基づく改善と1年毎の進捗管理
②情報公開 ③AIP対象
魚の販売
- 2024年
- ASC認証監査とASC認証の取得
API進捗情報
- 愛媛県漁業協同組合うわうみ支所が中心となり、愛媛県宇和島市の小さな離島・ 「ブリの島」戸島において、日本初となる ブリ養殖改善プロジェクト( AIP)を 2020年から開始します。 詳しくはこちらの資料をご覧ください。
- 2020/08/05AIP情報予備審査に基づくAIP計画の策定